メンバーインタビュー

「想い」が原動力のインターンシップ:インターンシップ・マネージャー 岩坂 吏得子

同じ実験教室はひとつもない

『理系に進もうと思いました』。実験教室後にこんな感想をもらうと、準備段階の大変だった記憶も吹き飛んでしまいます」。岩坂はこれまで何十回と実験教室にスタッフとして参加している。研究と両立して活動を続ける理由は、時間をかけて作り上げたサービスが誰かの役に立っている、さらには社会に影響を与えていると感じられるからだという。そして、何度実験教室を行っても、毎回、新しい発見があることも魅力のひとつだ。実験教室に参加してくれる生徒、学校の先生方のニーズが異なるのはもちろんのこと、企画に携わるスタッフのメンバーも変わる。「子どもたちに何か伝えたい想いを持った人が講師になります。だからメンバーによって実験内容は一緒でも全く違う実験教室ができるのです。

大学生・大学院生が伝える意味

学生のトレーニングを行い、伝えたい想いを形にしていくことは多大な時間と労力がかかる。いつでも、誰でもできるパッケージ化された実験教室のほうが効率は良い。「効率優先ではなく、ひとりひとりの『想い』を優先しているから、リバネスの実験教室には価値があると思います。そんな実験教室を提供し続けられるのは、実験教室に参加する私たちがインターンシップ生だからではないでしょうか」。ほとんどの学生が、教育や社会貢献、自己成長に対する強い意識を持っているからこそ、研究や学業という本業以外にインターンシップの活動に参加している。2年~3年間という限られた時間の中だからこそ、彼らは常に『想い』を大切にし続けることができる。「荒削りかもしれませんが、子どもたちと年齢の近い学生が自分たちで考えて、一生懸命やっている姿から子どもたちは何かを感じてくれるのだと思います」。岩坂はこれまでの経験を踏まえて、実験教室にインターンシップ生が参加することの意義を確信している。

自分を認めてくれる場所

「今は、グループで実験教室の企画を作っていく過程がとても楽しい。自分ひとりで考えていたものより、みんなの意見をもらうことでどんどん良くなっていきます。それに、参加しているスタッフの成長に刺激を受けます」。経験に差のあるメンバーがひとつのチームになって活動することで、インターンシップ生間に人材育成の循環が生まれている。「ここは、大学の友達には恥ずかしかったり、真面目だと思われたくなくて言えないような『自分の伝えたい想い』や『夢』を素直に話せる場所です」。自分の考えを表明することで、アドバイスや意見をもらい、そして、実際に実験教室や夢に向かって動いたことに対して互いに評価をする文化がインターンシップ制度の中に根付いている。「自分を認めて、経験をいっぱいさせてもらいました。学生生活最後の一年は、参加してくれる他の学生にとってもインターンシップが有意義な環境であり続けるために私ができることをみつけていきたいです」。インターンシップ生のリーダーとなった岩坂の挑戦が始まった。

 

博士号の価値をみつけたい:教材開発事業部 2008年入社 磯貝 里子

リバネス初の女性博士号取得者として、磯貝は「博士号の意味をみつけたい」という問いを持って仕事に臨む。その理由は、ポスドク問題として博士号取得者の進路不安が話題となっているなか、磯貝も将来が見えないという悩みを抱えていたからだ。 「科学の楽しさを伝えたい。それが自分自身の職として成立するのかを試してみようと思いました」。大学院博士後期課程2年の時に「キャリアを考えるきっかけ」を求めて参加したリバネスのインターンシップ。もともとサイエンスライティングに興味があり、科学雑誌『someone』の記事執筆に挑戦したが、そこで感じたことは圧倒的な実力不足だったという。「しかし、もっと書きたいという想いが溢れてきました」。初めての挑戦から着実に経験を重ね、1年後、磯貝は『someone』の編集メンバーに名を連ねていた。「インターンシップで終わらせたくない。この場所でもっと挑戦してみたい」。役員・社員全員へのプレゼンテーションを経て入社した磯貝は、『someone』の制作のみならず、営業から配布までを担当する。自分の選んだ場所で実力を養うと同時に、問いの解をみつけようと試みている。